11/12/2011

1 0 / 1 8 - 1 1 / 2 9 ア ー ト の 力 × 子 ど も の 力



岡山市立中央中学校F組で全七回にわたりガムランを使った音遊びワークショップをやってきました。
F組は自閉症、情緒障害の学級。
みんな素直でとても表現力豊かな子達でした。

最終日11/29にはオリジナルCDを作るため演奏をレコーディング!(写真撮影は三宅さん)







カード(お題)と指揮者の動きに合わせた音遊び。
まず






指揮者とお題を変える人
二人一組の組み合わせと順番を決めました。
5組作り
飽きたら順番交代、
チャイム5分前くらいには終わらせる、
一応レコーディングなので野次等はできればなしで、、、、
という注意事項を加えて録音を開始。


録音(本番)となると今までのざわざわとした雰囲気が一変
生徒たちからがんばって作品にしようという団結感オーラがぐいぐいと出てきました。
録音開始を告げると
瞬時に音楽室がシーン。
エッ!?!いつもと全然違うやん!とつっこんだ程です。
特にいつも天真爛漫な生徒の一人が神妙な顔つきで
周りをしっかり見渡しながらカードをかえる役をやっていたのが印象的でした。(それが微笑ましかった)
カードの人と指揮者のやりとりが面白く
妙な駆け引きがいいパフォーマンスになっていました。
演奏は自分の楽器に固執することなく適当に配置した小物楽器も使いながら
個性を生かした音を出していました。






そこを叩きますかー。
みんなの溢れ出る発想力はすごい!







指揮者は魔法の杖のようなものでみんなを操る。
壇上を走ったり踊ったりしながら。



最後の指揮者は最後にふさわしい指揮っぷりを披露後
チャイム5分前にばっちり終わらせてくれました。
気づくと20分の大曲に。
みんなでいっぱい笑いこころあたたかくなる合奏になりました。































最後の締めくくりにみんなにお話。

大体前で話すときは一言一句につき
一部生徒より例えや連想によるツッコミが入る。
話がなかなか進まないのだけれどそれが楽しかった。
みんなやっぱり発想力がすごい。
大喜利出れそうやな。
うまく返せんでスンマセン!


今回はインスト作品になりましたが
声や歌パートも試してみたかったなあというのが少し心残りです。
録音を聴いてみましたが
重要な視覚的要素(パフォーマンス)がないので
録音物のみでは良さが半減かなという気がしました。
音が一本調子にならないような仕掛をもっと増やせば良かったなあというのが反省点です。

全7回試行錯誤でしたが
担任の先生の力をお借りしてなんとか無事終了しました。
担任の先生は誠実で生徒としっかり向き合っておられる
すばらしい先生でした。
とてもいい経験になりました。


関係者の皆様ありがとうございました。


こちらにも詳しく載っています↓

http://haolog.heart-art-okayama.net/2012/01/blog-post_05.html